ル・ノートルが造った庭

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ヴォー・ルーヴィコント城のつづきです。
城のなかはお見せしましたので・・・(←長いので、写真だけささっと見てくださいね・笑)

こんどは庭へ出ましょう!

前回書いたとおり、庭はアンドレ・ル・ノートルの設計によるもの。フランス式庭園といえば、彼。
「作品」はほかに、ヴェルサイユ宮殿の庭、フォンテーヌブロー城の庭、パリのチュイルリー公園などがあります。
そういえば昨年は生誕400年記念でしたね。



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庭については、城内に模型を使った説明がありましたよ。
ル・ノートルは何もなかった土地の傾斜を利用して、完璧な計算のもとにこの庭をつくったんですねぇ。

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壺についたモティーフがひとつひとつ違います。なかに花があればよかったのに・・・

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王冠の浮いた池。
城では月に数回、土曜日に、すべての噴水を開くそうです。この日は寂しかったですけれど(笑)。

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この「正方形の鏡」とも呼ばれる池が、ル・ノートルの才能を示すもののひとつ。

池は城から500メートル離れたところにあるのですが、ここに立つと城が逆に映っているわけです。
一度下がってまた上がるという、意図的につくられた傾斜のおかげらしい。

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ここは庭の端ちかく。
彫像のむこうに見える運河は低い位置にあり、遠くからは見えないようになっています。これもル・ノートルの技。

庭は、一見した印象よりもずっと広くて、歩いてみるとけっこう時間がかかりました。
ちいさな電気自動車が貸し出されていたくらいです。

フランスのほかの有名な城とくらべるとこぢんまりしていますけれど、当時の華やかな建築のいい例だと思います。
ちなみに敷地内のカフェテリア式のレストランも、悪くなかったですよ(笑)。


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こういう見学のあとで読み返したくなるのが、数年前にプレゼントでもらった「フランスの歴史」という分厚い本。
ニコラ・フーケとこの城について、ちいさな囲みコラムがありました。


ヴォー・ル・ヴィコントでひとつ残念だったのは、春だというのに、庭に花がひとつも植えられていなかったこと。花用の大小の石の盃もあちこちにあるのに空っぽ。
もっと言ってしまうと、植木の刈り込みと地面の掃除も、行き届いてないのが目について。私有だそうなので、お城経営もラクではないのかな、と(笑)。

でも、今週末には、今年で10回目を迎えるイベント「La Journée Grand Siècle」があるので、そのときにはきっと華やかになるんでしょうね!
当時の衣装に仮装した人たちがそぞろ歩くらしいですよ。




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by francana | 2014-05-23 07:00 | フランスの旅
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