乳糖不耐症のこと

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昨日は諸聖人の日の祝日でした。
写真は村ではないけれど、近隣にて。この時期はお墓参りのための菊がならびます。

11月になるかならないかのうちから、もうノエルの話題です。
気が早いようだけど、ぼやっとしているとあっというまに年末になってしまうんですよね。


ところでタイトルの話。私は乳糖不耐症のようです。
一年以上前から胃腸の不調が断続的にあって、いったいなんだろうと思っていたのです。


つづきは長いので、ご興味のある方はどうぞ!





いちどは痛みがかなりひどくなって、救急にかかりそうになったくらいで、複数の医者に話したのですが納得のいく診断は得られず。
私は胃の既往症があって入院したこともあるので、もしやまたそれかということで怖くなりました。そして胃カメラを飲んでみたものの(ちなみに全身麻酔)、とてもきれいな胃だとのことで何の問題も見つからず。
血液検査もしたけれど明確なあやしい要因は発見されませんでした。


そこで自分で調べてみたら・・・
フロマージュ・ブランの食べすぎなのでは?という疑念がむくむくと。
好きで、毎日たくさん食べていたのです。
(不調が出始めてから乳糖不耐ということばも浮かんだのですが、下痢というイメージがあったので、それがない私はすぐに結びつきませんました。)

フロマージュ・ブランというのは、非熟成チーズの一種。ナチュラル・ヨーグルトと生クリームの中間みたいな食感で、もったりしたクリームという感じ。フランスでは脂肪含有量によって、フロマージュ・フレとかプチ・スイスとか呼ばれたりもします。
そのフロマージュ・ブランは乳糖が多く含まれるということを知らなかった。というか気にしたこともなかったんですよねぇ。


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秋のひかり。村の教会にて。

乳糖不耐症のばあい、乳製品をすべて絶たないといけないのかと思っていたのです。
でもアレルギーとはちがいますし、乳糖をほとんど含まない乳製品もあると分かりました。

たとえば熟成チーズは、完成した段階で乳糖がほぼなくなっているんですね。かなりのチーズがこれに当てはまります。
それからバターは、乳糖があるものの、80%が脂肪であることと、通常は少量しか使わないことから、摂っても問題ないという理屈になること、
ヨーグルトは、乳糖を消化する乳酸菌をふくむので、人によりますが時々なら食べても構わないということ、
などが分かりました。




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さんぽのとちゅうで、またまた古そうな壁。

今年の春から乳糖の多いものは食べないようにしたら、不調はすっかりなくなりました。
胃腸がおかしいのが顕著になってから約一年たって、これか!と答えを見つけて、ほっとしましたね。
検査をして不耐の程度を調べる方もいるようですが、上にも書いたとおりアレルギーではないですし、不調はなくなったので、そのまま自己管理をしています。

なので、熟成チーズはふつうに食べていますよ。バターも摂っていますし、ヨーグルトは時々食べます。
でも、チーズケーキや、フェタ、リコッタ、モッツァレラなどはそれ以来一度も口にしていません。
アイスクリームや生クリームは、すこし食べたことがあります。まったく症状がなかったときと、口の中の違和感と胃腸の膨満感がでたときとがありました。


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不耐症だと分かってから、豆乳を常備して飲んでいます。朝のミルクティーは豆乳で。
そして豆乳クリームというのか、ヨーグルトみたいな食感のものがフランスでは一般的なので、それも食べます。
こうした製品は大豆含有量は低いので、大豆のとりすぎにはならないかと。お菓子に使っていた牛乳は豆乳に替えて、野菜のピュレもバターと豆乳で作ったり。

というわけで体調は良くなって、今のところとくに不自由は感じていません。
ただ、これはあくまで私個人のケース。不耐の程度によっても変わるでしょう。

日本人、というかアジア人で乳糖不耐は多いそうですが、日本ではどのくらい知られているのでしょう?
私は、どの乳製品にどれだけの乳糖があるかなんてこの度はじめて知りました。
まわりのフランス人も日本人も、知っているのはごく少数派。

ここに書くほどのことでもないかなと思ったのですが、ほかに体験のある方のお話も聞きたいですし、逆にご参考にもなれば、と・・・


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今年もラクレット、はじめました。ラクレットは熟成チーズなので、私はトラブルが起きないのです・・・
クミンが合うと聞いたので、ぱらぱらと載せてみました。これが大正解、いい風味が加わってとてもおいしいです。


*追記
この記事をご覧になる方が多いようなので、その後のことを書いておきますね。

乳糖不耐症だとわかってからも、乳糖のほとんど含まれないチーズ類はそれまでどおり食べていたのですが、一年ほど経った今は、控えめにしています。そのほうが体調がよく感じるので。
今はチーズ30グラムくらいを、週に2、3回でしょうか。ヨーグルトもほとんど食べなくなりました。
カルシウムを、ほかの食材でおぎなうよう気をつけています。
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by francana | 2014-11-02 08:00 | フランス生活風景 | Comments(20)
Commented by organvita at 2014-11-03 07:23
乳製品ってヨーロッパで暮らしていると知らないうちに結構食べてますよね。でも、最近乳製品は体に良いわけではないっていう記事を読みました。夫も腸が繊細なんですが、乳製品の量を減らしたら調子がよかったり。チーズ大好きな私たちには辛いのですが(笑)。豆乳はとても良いみたいですね!
Commented by hairpriori at 2014-11-03 08:29
更新されてたんですね
エキサイトの表示に出てませんでした^^”

そおです
ワイン日本で買うと高いんです

5ユ―ロ位のが3倍の値段になりますから
やはりワインは欧州で飲みたいです^^
Commented by M at 2014-11-03 09:00 x
写真がどれも素敵で、しばらく眺めさて頂きました。
乳糖不耐と解って良かったですね。
フロマージュ・ブランには、乳糖が多く含まれているのですね。
それを毎日食べていたなんて、知らないとは言え、怖いですね。
熟成チーズは大丈夫なんですね。
そう言うことも含め解って、本当によかったですね!
ラクレット、フランスの友達の家でよく食べます!
美味しいですね!
フロマージュ・ブランもブルゴーニュの友達の所では庭のベリーを摘んで載せて食べます!
Commented by BBpinevalley at 2014-11-03 13:50
とても参考になりました。
娘が、どうも同じ乳糖不耐のようです。
2年くらい前に気がついて、ミルクをlactoseの無いものに変えてから、症状が治まりました。
でも、ちーずやヨーグルトは平気なようで、おかしいな〜と思っていましたが、ご説明で納得がいきました。
どうもありがとう。
Commented by Qtaro-mama at 2014-11-03 21:51
こんばんは。
日本でも昔から「アカディ」という牛乳が売られてましたよね。だから全く知られてないというわけではないと思います。私は子供の頃から牛乳が嫌いでした。カフェオレなどは大丈夫ですが、そのものはダメ。味が嫌いで飲まないというより、本能的に制御してるのかな?と自分で思ってます。長男も同じような理由で牛乳がダメです。
ラクレット美味しそうです。クミンが合うチーズってありますよね。でもこのクミン、私の場合、食べ過ぎるとお腹がやばくなります。何でもほどほどに食べるのが良いということでしょうかね。
Commented by bayswater92 at 2014-11-03 23:40
こんにちは!アンです。
乳糖不耐、わかって良かったですね。。
チーズの話もとてもよくわかりました。そこまで全然知らなかった。。
胃カメラ、全身麻酔なんですか?
私はこっちで人生初の胃カメラを2年前くらいにしましたが
もうもう大変でした!二度と嫌と思っちゃいます。笑
Commented by bayswater92 at 2014-11-04 01:38
こんにちは。
乳糖不耐、話には聞いていましたが、
胃が痛くなったりもするんですね。
私はミルクティーを飲んだりすると、
なんとなく胃が重くなったりします。
あ、ヨーグルトも腸に来るかな。
これも、その時の体調にもよるんですけどね。
いろいろ勉強になりました。   ジュン

Commented by francana at 2014-11-04 05:42
>愛さん
知らないうちに摂っているもの、多いでしょうね。
息子のアレルギーで、小麦(とくに小麦由来のブドウ糖)がいかに多くの製品に入っているか知って驚きましたもの。
ヨーロッパで乳製品は、お料理にもよく使いますしね。
先日テレビでカザフスタンのドキュメンタリーをやっていて、あちらではらくだ乳をよく飲むそうですよ。
乳糖がない(低い?)ので、消化器官のトラブルがないのだとか。
まわりのフランス人の友人でも、グルテンや乳糖に敏感な人、います。
ご主人も、うまくつきあっていけるといいですね。
Commented by francana at 2014-11-04 05:43
>とーちゃんさん
そうですよね、こちらでは2ユーロ台からありますから・・・家の食事に合わせるのには5ユーロ以下でじゅうぶん(笑)。
今度いらしたらまとめ買いされたらいかがでしょう~(何リットルまで免税なんでしたっけ・・・)
Commented by francana at 2014-11-04 05:44
>Mさん
ほんとうに、分かってよかったです。原因不明の不調はこわいし、ストレスになりますから・・・
何歳になっても知らないことだらけだなと改めて思いましたよ。
お庭のベリーを入れたフロマージュ・ブランだなんて、シンプルで最高のデザートですね!
写真のこと、ありがとうございます!うれしいです。
一枚目だけiPhoneで撮ったらボケてしまいましたけど(笑)。
Commented by francana at 2014-11-04 05:46
>BBpinevalleyさん
そうですか、お嬢さん、気づかれてよかったですね。
牛乳はカルシウムやたんぱく源だけれど、自覚なしに摂るのは良くないのだと改めて認識しました。
もっと身体の声を聞くべきだな、と年々強く思います。
こちらこそ、そう仰っていただけて嬉しいです。書いてよかったです。
Commented by francana at 2014-11-04 05:47
>Qtaro-mamaさん
アカディ、言われて思いだしました。今も売られているみたいですね。
私は給食にかならず三角パックの牛乳がついていた世代ですが、嫌いな子も無理に飲まされたりして、考えてみれば残酷ですよね。
今は食物アレルギーなども知られてきて、事情は変わったことと思いますが・・・
本能的に避ける、なるほど、それこそ身体の声ですよね。もっと敏感にならなくちゃいけませんね。
クミン、粉のをクスクスに加えたりしますよね~(他の食べ方を知らないのですが・笑)
ほんとうに、バランスよくほどほどに、がいちばんいいのでしょうね。
Commented by francana at 2014-11-04 05:54
>アンさん
なにも知らないで乳糖たっぷりのものをよく食べていました・・・
あとから考えると、身体に申し訳ない気持ちです。
胃カメラ、全身麻酔がふつうみたいです。(部分麻酔でやった例も聞きますが)
私は人生3回目の胃カメラでした。二度とイヤな気持ち、よぉく分かります!
初めての全身麻酔で緊張しましたが、眠っていたのは10分くらい、
いや~な気持ち悪さもなくて、前の2回目とは天と地の差でラクでした(笑)。
Commented by francana at 2014-11-04 06:00
>ジュンさん
そうそう、下痢だけじゃないんですよね~
私は痛みがひどかったときは、限界だったんだと思います。胃も腸もぜんぶ痛いみたいな感じでした。
アジア人は乳製品を伝統的に食べないので、乳糖を分解する酵素がすくないらしいですね。
もちろん西欧人でも敏感な人はいますけれどね。
アレルギーとか不耐とか、身近にいないと知らないこと多いですよね。私も以前はそうでしたもの~
Commented by ラパン at 2014-11-10 02:07 x
乳糖不耐と言う言葉は知りませんでしたが、日本でも、私もそうですが、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロすると言う人はかなりいると思います。
私も小さい頃から牛乳は嫌い、お腹が痛くなるのと、飲んだり食べた後に乳製品は胃が重く感じるから、なんです。
そんな私でも、たまにチーズやヨーグルトは食べますし、生クリームは大好きなのですが、、、食べた後にやはりお腹のぐあが悪くなったりするので注意しています。
乳糖の割合にもよるのですね。
フランスに居ると、ソースなどにも良くクレームフレッシュを使っていたりして、知らずしらずに採っていて後から具合が悪くなったり胃が重く感じたり。
自分では漠然と感じていた事の裏付けを教えて頂いたようなスッキリ感があります。教えて下さってありがとうございました。
Commented by francana at 2014-11-10 04:55
>ラパンさん
ほんと、牛乳を飲むとお腹をこわすとよく耳にしていましたけれど、そういえば理由をきちんと追及したことがなくて・・・
乳糖という明確な理由があったんですよねぇ。
ラパンさん、チーズが苦手だとおっしゃっていたことありましたね。
生クリームお好きなのですか、たしかに乳糖、多いですね(笑)。ピュレなんかにもたっぷり入っていたりしますしね。
私は乳製品が基本的に好きなので、そのせいもあって食べすぎていたと思います。
ちょっとした不調は耐えてしまうほうなので、そういう意味で鈍感になっていたところもありました。
フランスでも乳糖不耐(intolérance au lactose)、グルテン不耐とともに知られつつあるような気がします。
そう仰っていただけてうれしいです。書いてよかったです!
Commented by akicosmosA at 2014-11-11 14:08
我が家の次女夫婦が明日まで滞在中で豆乳をすすめられ飲んでいますがやはり牛乳に手が行きます(笑)フランスのチーズが好きな我が家ですが日本では高いですしそうそう食べないのですがこういう病気もあるのですね。原因がわかり対処できてよかったですね。
Commented by francana at 2014-11-11 17:01
>こすもすさん
パリにお住まいのお嬢さんですよね、いっしょに行かれた軽井沢の紅葉、拝見しました!
フランスのチーズ、日本では目が飛びでるくらいの値段で売られていますね~ いちばん安いカマンベールなども千円以上したような記憶が。たしか乳製品は関税が高いせいだとか・・・
私は大豆や豆乳がもともと好きだったのでよかったです。苦手な方もいますものね(笑)。
Commented by watashi2015 at 2015-03-14 08:57
こんばんわ、初めてお邪魔します、はなはなです

チーズは嫌いじゃないのですが、しょっちゅう食べていると
なぜかヨガの時に体が固くなってくるので(気のせい?)、乳製品は注意しています

アカディ、私も子供の時に飲んでいました
甘くて飲みやすかったのできにいってました

最近はアーモンドミルクやソイミルクが出回っているので、
助かっています

グルテンフリーの粉で作ると味が違いますよね、実感
(ブラウンライスフラワーが今のおきにいりです)
お料理、参考にさせてもらいます

これからも宜しくお願いします ^^











Commented by francana at 2015-03-14 17:59
>はなはなさん
初めまして!コメントありがとうございます。
はなはなさんも、乳製品には敏感なのですね。
大豆のミルクやクリーム、欠かせなくなりました。こちらでも手軽に買えるので助かります。
NYにお住まいなのですね。おいしそうなお料理がいっぱい。
アーモンドミルクも作られたのですか!
私は手際がわるく、料理はちっとも得意ではないのですが(笑)、
フランスの食材をたのしんでいます。
こちらこそ、よろしくお願いしますね!
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