カテゴリ:フランスの旅( 52 )

ノルマンディーのシードル農家と、チーズ工場

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まだ終わっていなかった8月のヴァカンス記、さいごにノルマンディーの食の話を。

この地方にはシードル街道とよばれる道があります。赤いりんごのマークで示されているのがそれ。
周辺にはシードル農家が点在していて、見学できるところがあるのです。


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ブーブロン・オン・オージュの観光案内所ですすめられた農家のひとつを訪ねました。まわりになにもないところで、GPSに緯度と経度をうちこんでようやく見つけたくらい。
石のおおきなすりばちみたいなのは、昔のりんごをつぶすための道具。いまは花壇になっていますね。


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製造工程を説明するビデオを見たあと、現オーナーの奥様が案内してくれました。
シードルはりんごを発酵させてつくる発泡性の軽いお酒。三世代つづくこの農家では、ほかのりんご酒や、りんごジュースもつくっています。


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カーヴにはりんごの甘い匂いがただよっていました。シードルが発酵中の樽のなかには、18世紀のものもあるそう。私の背をゆうに超える大きさです。


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りんごの蒸留酒、カルヴァドスの樽。もちろん蒸留機械の説明もありました。


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充実した見学のさいごは、デギュスタスィオン(テイスティング)。


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まずはシードルを飲み比べ。梨のシードル、ポワレも。そしてカルヴァドスの1年物、5年物も試飲(10年物もありました)。息子はりんごジュースをおかわり。


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一口で気に入った琥珀色のポモー。カルヴァドスとりんごの果汁を混ぜてつくる、甘い食前酒です。

けっきょくシードル一箱、ポモーにカルヴァドスも買って帰りました。



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リヴァロという村にあるチーズ工場も見学しましたよ。
ここではおなじ名前のリヴァロというチーズのほかに、ポン・レヴェックやカマンベールも作っています。


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手作業だった時代の、チーズ型。


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ずらりと並んだチーズ。これはほんの一部。


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リヴァロの特徴は、ぐるりと巻かれたリボン状のもの。もともとは型崩れをふせぐためだったそう。緑のはスゲで、いまも手作業で巻きつけています。


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ブティックで団体観光客にまじって、チーズとマグネットを購入。息子は試食できるチーズはすべて食べたらしい・・・




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滞在中、歩いてすぐの浜辺には何度も行きました。


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波に揺られたり、砂のお城を作ったり、凧揚げをしたり。


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白く輝くのは貝殻。思い出にひろってかえりましたよ。


夏を満喫したヴァカンスの話は、これでおしまいです。

朝晩はだいぶ冷えるようになりました。もう暦の上でも秋。いよいよですね・・・




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by francana | 2016-09-24 07:00 | フランスの旅 | Comments(20)

オマハ・ビーチとオック岬

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ヴァカンスの話にもどります。

ノルマンディーといえば、1944年6月6日のD-Day、ノルマンディー上陸作戦を思い出さずにはいられません。
私はジュノ・ビーチへ行ったことがあるだけでしたが、今回オマハ・ビーチを訪れました。写真が多いですがよかったらご覧ください。


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オマハは、連合軍でもっとも多くの死者がでたところ。ここに広大なアメリカ兵の墓地があります(Normandy American Cemetery and Memorial)。見渡すかぎり、ぜんぶで9,387の白い十字架がならんでいます。

見事に刈られた緑の芝生(見学しているあいだにも庭師の車が仕事をしていました)のあいだを自由に歩くことができるので、ひとつひとつ名前や亡くなった日を見ながら進みました。


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このように身元のわからない墓もいくつもありました。
十字架は、どこまで歩いても終わらない。その数の多さに喉がしめつけられるような気がしました。6月初めではなく、7月に亡くなった人がとても多かったように思います。


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墓地の前にビジター・センターを見学しました(入場無料)。


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フランスを、ヨーロッパを解放するために戦った兵士たち。


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彼らが身に着けていたお守り。配られた食事やガム、タバコなどの展示も。


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D-dayを三時間ごとに追ったパネル。
映画やドラマで知っていはいたけれど、この場所で見ると、史実がこれほどずっしり重く感じられるとは。


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兵士用のフランス語会話の本。一ヶ月ほど前に見た、戦時中にアメリカ兵と結婚したフランス人女性たちを描いたテレビ映画をおもいだしました。


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モニュメントがある場所。奥の壁にあるのは、連合軍がヨーロッパをどのように進んだかの地図。反対側にはノルマンディー進攻の図が。


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チャペルもある広い敷地の、さいごに来たのがここ。壁いちめんに、遺体が見つからなかった兵士たちの名前が刻まれています。1,557名。のちに見つかった人については印がしてありました。


墓地をあとにして、オマハ・ビーチとユタ・ビーチのあいだにあるオック岬(Pointe du Hoc)へむかいました。

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作戦当時、ナチス・ドイツにより強固に武装されていた場所で、連合国にとってここを突破することが最大の難関のひとつでした。
岬の地面にいくつものこる大きな穴は、砲撃によるもの。


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砲台の跡。ほかにいくつもありました。


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ここの攻略に貢献したアメリカ軍第2レンジャー大隊をしのぶ記念碑。


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その足元にあるのは、ドイツ軍の掩体壕(えんたいごう)のひとつ。ノルマンディーからブルターニュあたりまで、海岸沿いにいまでも多数残っています。


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いまはカモメが飛ぶしずかな海。ここの冒頭の写真は、ここから西を眺めた風景です。

けっして遠くない過去に思いを馳せた一日でした。
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by francana | 2016-09-08 07:00 | フランスの旅 | Comments(10)

ペイ・ド-ジュの村

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ノルマンディー地方のなかでも、私たちが滞在した町をふくむ一帯はペイ・ドージュ(Pays d'Auge)と呼ばれています。これはむかしの名前で、現在は「自然区域」としてその名が残ります。
そんなオージュ地方の村をたずねました。


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ブーヴロン・オン・オージュ(Beuvron-en-Auge)を再訪。まえに来たときの記事に写真がたくさんあるので、よかったらそちらもご覧ください。ここここです。

特徴的な木組みの家がならびます。ノルマンディーは木の枠組みに土壁を塗りこんでいるタイプが多いようです。べつの村でしたが、ハンマーで取り壊し中のこうした家を見かけました。


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冒頭の写真のお店は閉まっていました。さすがに観光シーズンだからか一週間だけ。写りこんでいる三角屋根は20世紀に再建された市場。いまはレストランなどが入っています。


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村でみかけた鴨たち。


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端にあるサン・マルタン教会と墓地の入り口。なかには持ち主不明の古いお墓もありました。


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5分も歩けば通り抜けられるくらいの小さな村ですが、観光案内所は大きくてしっかりしています。私たちもそこでいろいろ教えてもらいましたよ。


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お昼時になったので、レストランを探してべつの村へ。
クレーヴクール・オン・オージュ(Crèvecœur-en-Auge)でおいしいお昼ごはんを食べたあと、村のお城を見学しました。
その受付とお土産コーナーを兼ねた建物、あとで気づきましたが冒頭の写真にミニチュアがありますね。この置き物は滞在した町でも見かけて、お店のおじさんによると、すべてノルマンディー地方に実在する家なのだそうです。


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お城では中世の台所などが再現されていました。夏には中世祭りでにぎわうそうだけど、もう終わってしまっていて残念。


ノルマンディーの話、つづきます。




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by francana | 2016-09-04 07:00 | フランスの旅

夏のノルマンディーへ

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明日から9月ですね。フランスは長いヴァカンスのあとで、新年度がはじまります。

8月も下旬になってからでしたが、ノルマンディーで休暇をすごしました。
折りしもこの夏初めての猛暑がやってきてパリなどは三日間35度以上になったそうです。でも私がすごした海辺は風がきもちよく、さわやかな暑さ。朝は肌寒いくらいで、おもいがけない避暑旅行となりました。


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滞在したのはとある港町。
すぐちかくのビーチを訪れる人は多いのに家のまわりはじつに静かで、聞こえるのはかもめの声ばかり。帰ってきてからあの鳴き声が恋しくなったくらいです。


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散歩道沿いの景色。
海にそそぐ川なのですが、通るたびに潮の高さがちがうのをめずらしがって、何度も写真を撮りました。


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ロマネスクとゴシックが混ざった教会で、11世紀からの時の流れを感じたり、


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15世紀からつかわれている古い市場の、にぎわいにまぎれたり。


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カメラをむけたらにこっと微笑んでくれた、チーズとソーセージを売る青年。


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ノルマン・コンクエストに百年戦争、ノルマンディーは昔から、イングランドとフランスの戦いの場だったことをあらためて感じたりも。


ヴァカンスの話、つづきます。




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by francana | 2016-08-31 22:00 | フランスの旅 | Comments(14)

緑にかこまれた峡谷

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ヴァカンス記、これでさいごです!

この日はモルジンからさほど遠くない、「悪魔橋の峡谷(Les Gorges du Pont du Diable)」へ。
なんだか恐ろしげな名前ですけれど・・・
まずは、背の高いブナの木にかこまれた道を下っていきます。
岩も、あらわになった木の根も、びっしりと苔におおわれて、いちめんの緑。


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重そうな岩がいくつも、ごろんごろんと。
とちゅうからは、ガイドの青年が同行します。

つづき
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by francana | 2015-08-26 07:00 | フランスの旅 | Comments(12)

モルジン村とロープウェー

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モルジンにはこの地方ならではの食べ物がそろったお店も多く、ふらふらと見て歩きました。

つづき
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by francana | 2015-08-23 07:00 | フランスの旅 | Comments(6)

山あいの村のシャレ

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毎晩レマン湖にしずむ夕日を眺めた家をあとにして、二週目に滞在する山村へむかいました。


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村を見下ろすようにそびえ立つのは、ニヨン山頂。これからは毎日これを眺めることに・・・

つづき
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by francana | 2015-08-21 07:00 | フランスの旅

イヴォワール村

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レマン湖畔のイヴォワール(Yvoire)へ行きました。
この村は「フランスの最も美しい村」のひとつに指定されています。


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借家の奥さんから車をとめるのが大変よと聞かされていたとおり、観光客の多さにおどろきました。
幅の狭い通りは、人だらけ。


今回は写真が多いですが、よかったらつづきをどうぞ!

つづき
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by francana | 2015-08-17 07:00 | フランスの旅 | Comments(10)

レマン湖を臨む山歩き

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この日は、メミズ山脈ふもとのトロン・レ・メミズ(Thollon-les-Mémises)へ行きました。
エヴィアンと同じく、レマン湖の南湖畔にある村です。
メミズをふくむシャブレ山脈の一帯は、冬にはスキー場としてたいへん賑わうところです。


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村そのものは、スキー用のコテージが並ぶ以外は何もありません(笑)。
ロープウェーに乗って、上まで行ってみることにしました。


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上に着いてレマン湖を見下ろしました。
自分がかなり高いところにいるのが分かります!

つづき
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by francana | 2015-08-14 07:00 | フランスの旅 | Comments(8)

エヴィアンのマルシェ、レマン湖周遊

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スイスの国旗がはためいているけれど、フランス側です。
レマン湖を周遊する船に乗りました。


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遠ざかるエヴィアンの町。
前回の冒頭の写真も、このときに撮ったもの。
解説つきで45分、ぐるりと湖をまわりました。「エヴィアン」の水がつねに11.6度なのも、ここで聞いた話です。

つづき
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by francana | 2015-08-10 07:00 | フランスの旅 | Comments(4)